歯科技工士と「6回」会えます


先生、歯科技工士さんって、どんな人ですか?


入れ歯を作る人が別でいるんですね!
はい、その道の匠で「入れ歯道」と謳っている歯科技工所があるんですよ。
相模原にある近藤義歯研究所というところです。
当院のKGKデンチャーは、リハビリ入れ歯、本番の入れ歯と2回入れ歯を作ります。
入れ歯1つにつき「型取り/試適(してき:入れ歯の試着)/セット」という工程を歯科医院の中で行います。
その時に歯科技工士さんが来てくれるんです。



ということは、リハビリと最終的なファイナルで、3×2で6回?
そうなんです。
時に「型取り」は重要で、硬い粘土のようなものではなくシリコン印象という柔らかいものを使って型取りをするので、歯科医師と歯科技工士の阿吽の呼吸の連係プレイが必要になります。
シリコン印象も3層に分けて盛る=3回出し入れ、しかもそれが上下であるので、患者さんも大変です。
ちなみに、難しい症例では追加でやることもあります。



出したり入れたりが多いということですね、それは患者さんも気力がいりますね。
そうなんです。
でもそのプロセスを経て、口の中の粘膜までしっかりコピーできた入れ歯はピッタリくっつきます。
患者さんのために25年以上かけて編み出した、オンリーワンの技術です。
実際に立ち会う歯科技工士さんのプチインタビューと、実際の印象を取る様子がYouTubeで見れます。


(見てみる)イーとかウーとか言うんですね。普通「動くな」と言われますよね。
入れ歯を入れた状態で口を動かさないことって、実際はないじゃないですか。
なので、動いている粘膜の動きも転写しなくてはならない。
なので、動いている状態を「シリコン印象」というドロ~っとした柔らかい材料で取るんです。


難しいことはちょっと分からないですけど(汗)、作っている人に直接会えるのは安心感があります。
実際に立ち会う技工士さんと、技工所の代表のインタビューもあります。
試適(してき:入れ歯の仮合わせ)の際の細かい歯の位置の調整の話もしているので、ぜひご一読ください。
