近藤義歯研究所 近藤代表・歯科技工士 小澤さんインタビュー

「KGKデンチャーを作る時に『歯科技工士さん』の立ち合いがあると聞いたんだけど、どんな人が来るのかしら?」

実際にどんな人が来るか?
また、入れ歯を作ってくれる歯科技工士さんはどんな人か?
近藤義歯研究所の代表と歯科技工士さんに突撃インタビューしました!

白楽駅前歯科ってどんな医院?

先生が熱心ですね。
院長はもちろん、本多先生中山先生神谷先生、皆さん本当に勉強熱心です。
この1年で急激に伸びてくださっていると感じます。
新しい情報を取り入れるスピードが、速い!
弊社でのセミナーにも、多く足を運んでくださります。

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KGKデンチャーのシステムを、手を携えてやってくださる歯科医院さんだと思います。

本多先生は、KGKデンチャーを「一級品の技術力、且つ魂の入れ方が違う」とお話ししていました。

技工士の技術を全面的に信頼していていただいます。
今までは「答えのない入れ歯」を作っていたのが「答えがある入れ歯」になった、ゴールがあると。
出来上がった入れ歯のクオリティが高い・・・全く今までの入れ歯と違うので、患者さんに自信をもって「よくなりますよ」と言えるとお話ししていました。
それは「リハビリ入れ歯」(合わない入れ歯を長く使ったことで出来た、アゴの高さの違い・弱い頬の筋肉をリハビリする入れ歯、詳しくはコチラ)に集約されてくると思います。

リハビリ入れ歯は、中山先生が「いい痛みと悪い痛みがある。リハビリが進んで筋肉が元気になった時に出る痛みは『いい痛み』。他の歯に負担を掛けるなどが『悪い痛み』。あと、型の取り方も違うので何もかも違う。だから結果も当然違う」とお話ししていました。

いい痛み・・・それは成長痛と似ていますね。
リハビリは、成長痛が伴う、成長するために患者さんも成長するための努力を少しする必要がある、というイメージでしょうか。

「噛み方を忘れる」とも中山先生が話していました。
ファイナル入れ歯(リハビリをした後に入れる最終の入れ歯)が入っても「おせんべいは食べられないわ・・・」と患者さんが言ってたとか。

古い入れ歯では、噛み合わせが狂っているから食べられない。
食べられる入れ歯を手にしたとしても、正しく噛む位置が分からない。
それを分かるようになるために「リハビリ入れ歯」が必要なんです。

「正しく噛む位置」があるんですね。

歩行で例えるなら、足の筋肉が弱った場合・・・正しい歩き方はみんな出来たけど、筋力を失って、正しい歩行することが頭でイメージ出来ても足が付いてこないんですよね。
同じように、食べるイメージも昔はおせんべいを食べていたけど、徐々に悪くなって噛めない自分になってしまった・・・今となっては食べ物を小さく切ったり、柔らかくしたり、硬いものを食べないという条件が「普通」になっちゃている訳ですね。
歩行に例えるなら、寝たきりの状態になっている人が、社会に出てまっすぐ歩く=普通に戻すことがリハビリ入れ歯の役割です。

歩行でいえば普通に歩ける、食事でいえば普通に食べられる、そこまで持っていくための入れ歯が「リハビリ入れ歯」なんですね。

だから噛み合わせを忘れているのは、ある意味普通のことなんです。

噛み合わせを忘れている方の割合は?

総入れ歯においては、9割ですね。

え?!それだけ合っていない入れ歯を使い続けている人がいる、ってことですね。

だから歯医者に来ている。
人間食べなきゃ死んじゃうけど、何とか食べられているから正しいと思っているだけで、実は正しくない。

「正しくないけど、これが普通だ」と思い込んでいるということですね?

「なんかおかしい」と思っている・・・「普通の人は食事が15分で終わるのが、私は30分掛かる」とか「常にガタガタしていて噛み合わせが悪い」と感じている。
でも、普通でないことに気付かない。
気付いていない患者さんは、まだまだたくさんいるんですよ。

「他の人より食事の時間が掛かる」というのは、1つの目安ですか?

そうです。
後は食品目の制限・・・例えば、昔は普通に硬いものを食べられたのに食べないようにしている、という生活習慣になっている。
あとは、味を楽しんでいない。

そういえば「味がするんですよ、この入れ歯」と仰ってた患者さんがいました!!逆に、良くない入れ歯だと味がしないんでしょうか?

例えば、悪い入れ歯だとスルメやサキイカをハサミで小さく切って、ベロで舐めて、30秒後に飲み込む。
あれは、噛んで、グニュグニュやって、歯で細かくして、イカにしみ込んだ味を出す訳です。
これが、歯があれば普通のことですが、悪い入れ歯だと出来ない。

悪い入れ歯だと噛めないから、ですね。

ご飯でも、おいしいお米は何度も噛んでいると甘い味が出てくる。
食べ物はみんなそういうものなのです。

噛まない=味がしない、ということですね?

ほとんどです、みんな咀嚼(そしゃく)をしなくなっているから。

なるほど、全く考えが及びませんでした。
ちなみに、患者さんと直接会えたからこんな話が聞けた、というものはありますか?

「会ったから言えた」と患者さんが仰っていたのは、「見た目」が一番大きいですね。

具体的には?

ニコッと笑った時の「歯の見え具合」ですね。
上の前歯が、上すぎても下すぎてもダメで・・・例えば上に行き過ぎると軽くニコッと笑った時に歯が見えなかったり、逆に下すぎると歯が見え過ぎてしまいバランスがよくない。
あとは、奥に引っ込んでいるとか、前に出っ張っているとか、ですかね。
あとは、お会いして入れ歯の試着(試適:してき)をして、前歯だけであれば出来る範囲の要望を聞いて、少し修正をできます。
そこで患者さんの要望に合ってくると、すごく喜ばれます。

リハビリ入れ歯での治療が進むと、あれもこれもと欲が出てくる人が多いと聞きました。

前歯の見え方の具合をリクエストされることはあります。
出っ歯にはならない範囲で、出しても1ミリぐらいですけど。

この患者さん達のインタビューはコチラ

もともとの天然の歯列で、歯が出ている人もいれば、引っ込んでいる人もいます。
高齢になると口元に縦シワが出来るので「内側からシワを取りたい」と仰いますが、これは入れ歯で治すべきことではないですし、縦シワが出来るのは自然なことなのですが、少しなら調整出来るんです。(笑)
そういう要望にも何度もお応えしていますが、シワが治るとは言い切れません。
KGKデンチャーの治療をされた95%の方が「自然でいいわ」と言います。
皆さん「自然」を求めているんです。

入れ歯は作りものなので、本来は不自然なんですよ。
不自然な歯の並べ方、というのもあるんです。
僕らは、「自然な歯の並べ方」を徹底的に研究しています。

技工士サイドの言葉になりますけれど、普通の技工士は技工のうまい人の入れ歯を見ていますが、僕らは自然の天然の歯を見ています。
これがKGKデンチャーの真骨頂です。

歯ぐきの色を唇に合わせたりしますか?

してはいけないんですね。
健康な肌の色があるように、健康な歯ぐきの色もあるんです。
例えば、肌の色は違うじゃないですか。
歯ぐきはみんな一緒なんです、血の色が一緒なように。
歯ぐきは血の色だから、病的な歯ぐきの色はちょっと黒っぽくなっているけど、そうしてはいけないし、わざと白っぽくすることもないです。
それと、歯ぐきは見えない方がいいです。
色を付けてすごいでしょう?と技工の自慢をする人がいるんですけれど、歯ぐきは見せないものですから。

歯ぐきが見え過ぎるのを「ガミースマイル」といいますもんね。
患者さんの口元のお写真を撮らせてもらうたびに思うのですが、本当に自然なんですよね。
「作り物感」がない。

毎日入れ歯を見ていますから。

そうですよね、明けても暮れても入れ歯を見ているんですもんね。
小澤部長は、患者さんと接するとき何を大事にしています?

一番は印象(いんしょう:型取り)が安定すること、入れ歯の試着時は患者さんの違和感がないこと。
例えば「何となく違和感がある」といわれた場合は、患者さんとお話しして違和感の出そうなところ、あとは特定の事をした時に違和感が出るなど、答えをうまく導き出せるようにしています。
違和感があると患者さんは、入れ歯を使ってくれないですし、不満が残ります。
違和感がないということが、最も大事です。

以前の立ち合いの時に、患者さんの目の前で「どんな小さな表情の曇りも見逃すまい!」という小澤さんの目線が印象的でした。

うちの技工士は、必ず患者さんの前に立って表情を見るようにしています。

代表の教えで、必ず患者さんの正面に行って見るようにしています。
患者さんも安心すると思うんですよね。

究極のゴールは痛くない、なんです。
痛い服なんて、着ないですよね。

例えば、私はSサイズのTシャツは着ないです。
足だって、サイズが小さいギューギューの痛い靴なんて履かないですよね。
痛みを取ってあげれば、違和感の大きなものは抜けます。

小澤さんが「代表の教えだ」とお話ししていて、近藤太イズムが継承されているなと思いました。
患者さんとしては「ほんのちょっとした表情の曇りも見逃さないぞ!」と思って来てくれる技工士さんがいるだけで、心強いと思います。

患者さんへメッセージ

最後に、入れ歯でお悩みの患者さんへメッセージお願いします!

今のあなたの入れ歯の現状を検査する、KGKデンチャーが合うのか検査すること、重要だと思います。
「人間ドック」ならぬ、「入れ歯の健康ドック」があるので、ぜひ受けてみませんか?
現状を知らなくては、治療も何もありません。
無料の入れ歯相談会ついてはコチラ

「入れ歯が合ってないけど、先生に言いづらい」という患者さんはものすごく多いと感じます。

歯科技工士が代行してお話を聞くので、遠慮なく申し出てください。

どうすれば技工士さん会えるんですか?!

まず「入れ歯無料相談会」に来れば会えます。

入れ歯に対して、患者さんも「こんなものか」と・・・痛みがあったり噛めなかったり、と諦めないでいただきたいです。

必ず良くなる方法があると思います。

患者さんも疲れちゃっているんだと思います・・・歯医者を探したり、交渉したり、話を聞いてもらえなかったり。
でもここは安住の地ですよ、ということですね。
これ以上探させませんよと。

KGKデンチャーを入れてくださる方は、結構いろいろな歯医者さんを回ってここに来たという方が結構多いです。

「入れ歯難民」とか「入れ歯ジプシー」といわれる患者さんの最後の砦ですね。

出来るだけ早くKGKデンチャーを入れていただきたいです。
(治療が遅くなると)どんどんひどくなっていく一方なので、そうするとKGKデンチャーでも難しくなってしまうので。

KGKを早く入れるということは、早く健口(けんこう)になれるということです。

取材後記

一番最後の歯科技工士小澤さんの「出来るだけ早くKGKデンチャーを入れていただきたいです」と絞り出すような話しっぷりが、印象的でした。
今まで入れ歯の悩みの深い患者さんが、目の前でよくなっている姿を何百も見てきたからこそ、自信を持って出せた言葉で一点の曇りもなかったです。
入れ歯で困っている状況から、一刻も早く脱出してほしいという切なる願いが込められた一言でした。
KGKデンチャーを作っている近藤義歯研究所の取材をさせていただく機会が多いのですが、知れば知るほど「職人魂が溢れる入れ歯」だということが分かります。
個人的には「おたく、KGKデンチャーやってないの?」と患者さんから言われるような日がくればいいなと本気で思っています。